昨日の続き(2015年10月1日の日記参照)、「日本で美容師やってる人は、どうやったら海外の美容室で働けるの?」って話をします。

海外で美容師として働くのに問題となるのが、

.就労ビザ(その国で働ける資格の取得)
2. 言葉

である。

まず、就労ビザ。海外で外国人が働く場合、その国で「働いてもエエよぉー」って言うビザ(査証)がいる。しかし、昨日の日記でも書いたが、だいたいドコの国も美容師という職業に対して簡単には、就労ビザを出してはくれない。なぜなら、その国にとって外国人を雇ってまで必要とする職業ではないから。美容師など、自国民で賄えるので、外国人にビザを出してまで働いてもらう必要はないわけである。

じゃぁ、どうしたら美容師でも就労ビザがでるか?

他国の美容師より日本人が誇れるもの(注:世界の人は、日本人美容師技術が、特段高いとは思っていない)。それは、日本人である事、日本語が出来る事。そう、日本人の美容師を必要としている日系ヘアサロンで、就労ビザのスポンサーになってもらうのが、一番、手っ取り早いんじゃないか思う。

日系美容室であれば、縮毛矯正やらデジタルパーマ等、欧米諸国等だと、通常あまり知られてない各種色んなパーマや施術ができる日本人美容師が必要であり、雇用主から、「ウチのサロンは、そういった現地の美容師では出来ない、施術を求めるお客さんが多く、日系も多いので日本語のできる、日本からの美容師が欲しい。」と主張しやすい。普通の洋食レストランのシェフではなく、日本人であれば、寿司職人に就労ビザが出やすいのと同じ感じ。

実際、私のいるカナダでも、日系が多く住むバンクーバートロントでの「日本人美容師募集。ビザサポート有。」の求人もあるし、美容師専門の斡旋業者等もある様子。私の勝手な印象だが、カナダやオーストラリア等の日本人が多く住む大都市だと、ワーホリ制度もあり、ワーホリ中に実際に日系サロンで経験を積み、その後、ビザサポートをしてもらい就労ビザで数年勤務、その後、永住権申請も、そんなに難しくはなさそう。

フランスイギリスは、他の職種でもそうだが、就労ビザや永住権取得はハードルが高そう。現地で働く日本人美容師はワーホリ等の短期滞在者か、すでに永住権を何らかの方法で取得済みの方の様に思う。アメリカも難しそうだが、N.Y. 等では、日本人美容師さんも多いし、日系美容室も多くある。彼らは何ビザで滞在しているのだろう。

よく聞くのが、学生ビザインターンとしてアメリカ入国し、その後、サロンにスポンサーになってもらい就労ビザを申請。コノ場合、通常のビジネスマンが取得するH系ビザではなく、アーティストビザと言われるOビザを取得する人が多いらしい。

他には、Lビザ:企業内転勤者、駐在用と言われるもので、日本の美容室の分店や提携がある店であれば取得できる。これかな?最近は、日本、N.Y.世界各国に支店がある日系美容室も増えて来ているので、このビザの人、多い気がする。

まぁ、どのビザを申請するにしろ、その国に、「この人ただの美容師ちゃいまっせ、こんな事もできる、あんな事もできる、凄い美容師なんでっせ」とアピールする証明書類をお国に見せねばならんので、日本にいる間に、サロン内で活躍するのはもちろんの事、日本国内、世界舞台におけるコンペや賞、雑誌、映画等の仕事は、チャンスがあればどんどんして、実績を残しておくべきだろう(怠け者ヘタレな私が何を大口叩くって感じだが、、、)。

海外で美容師と言ってもアジア、アフリカ、西欧、東欧、北米、南米、南半球と世界は広いわけで、その国、州(地域)によって事情は変わってくる。注意したいのが、日本同様、その国に美容師の国家資格の様なものがあれば、その資格が必要になる。私はカナダしか知らんので、カナダに関しては、基本、資格なくても働ける。美容学校卒業資格や州の美容師資格等持っていれば、プラスにはなる事もあるが、小さい個人美容室等、「私、美容学校行った事ないよ。アシスタントから初めてサロンで修行した。」みたいなんは、ゴロゴロいる。

でも、これ完全に合法なのかどうかが、美容師やってる今でも、正直、私、知らんのよね。ただ、今まで、「美容学校行ってない、州の資格持ってないのに美容師やってた。」って理由で罰せられた人の話を聞いた事がない。

私は一応、国のディプロマもらえる美容学校を卒業し、州の資格も持っている。この州の資格というのは、国の役人がサロン訪問し、美容学校で教わる様なプロブラムをサロン内のベテラン・スタイリストとジュニアスタイリスト(またはアシスタント)でペアになり、教える側、教わる側になり、テキストに沿って、通常のサロン業務の間にこなすと言うもの。

これ、かなり美味しいプログラムで終了すると2000ドルだか3000ドルだか国からもらえるのだ。資格までくれてお金くれるなんて、ケベック州(カナダ)太っ腹!(ただし、課税対象なので、確定申告時、返さなアカンので、コレ、もらった人は、返す分は、先に避けておこう。)

正直、厳しい先輩が教育係になったら大変(勉強になる?)だが、大抵、みんな、ナーナーでやってるので。「ん、パーマの実地?パーマしたい人なんておらんよな。モデル見つからんよな?マネキンの頭でやって、やった事にしておこう。」とか、かなりテキトウである。

ちなみに、この資格はカナダ全土、北米全土でも使える資格への切替(手続き、試験等有)もできる。今、書いてて我ながら、アメリカでの美容師免許は州に寄って違い、面倒臭そうなので、なんかの時の為に、取っておこうかなぁ。

そうそう、就労ビザ以外にもアメリカは、この美容師資格の取得もいるらしい。これが、カナダの用にユルい物なのか、持ってないとバレるとかなりヤバいものなのか、分からんが、N.Y.で美容師を目指す人は、インターンやりながら、この美容資格とる為に美容学校とかに通うのだろうか。お金も時間もかかりそうやなぁー。カナダ、比較的簡単でっせ。「世界の最先端、N.Y.で働きたいんやー!」というヤル気バリバリの方でなく、のんびり海外で美容師やりたい方は、カナダお勧めかも。

美容資格って、日本人はちゃんとみんな持ってるのかな?昔、国家資格持ってなかった有名カリスマ美容師がニュースになった事あったけど、意外と裏では、ちょこちょこ持ってない街の美容師とかいたりして?!私ちゃんと学校行ったけど、証明書とか見せた事ないもんね。失くしたら、、、カナダ、テキトウな国やし、「あなたの記録ないわよ」とか言って再発行とかしてくれなさそう。ちゃんと保管しとこ。

なんか、海外で働きたい美容師さんへのアドバイスではなく、海外で働いてる日本人美容師さんに対する疑問になってしまった。すみませんね、大してお役に立てないブログで、、、

あ、もうイッコ、ビザのスポンサーになってくれる日系サロン見つけるのが早道!って書いたけど、これは、最低でも5、6年、日本の美容室で経験を積んだ美容師さんに対しての方法ね。

よく、美容学生、高校生、中学生から、「将来、海外で美容師したいんですが、、、」という質問ももらうんだけど、これは、貴方の希望が、美容師したいのが、優先なのか、海外で暮らしたい・移住したい方が優先なのかにもよる。

美容師優先なら、現在、美容師さんの人へのアドバイスと同じく、日本の美容学校卒業後、6・7年日本の美容室での経験を積み、海外のサロンでのスポンサー探し。

海外移住が目的であれば、急がば回れ作戦をお勧めする。海外、特に欧米はスンゴイ学歴社会である。学歴なければ、ロクな仕事にもつけないし、ビザの取得も難しい。日本では美容学校に進学するのではなく、世界中どこいっても就労ビザや永住ビザを申請しやすそうな、大学レベル、もしくは大学院レベルの勉強をしよう。

我ながら、凄く短絡的な考えであるが、将来、美容師もしたいのではれば、化学系を専攻しておくと、ヘアカラ—等の理論が薬剤ベースから学問的に理解できエエんじゃないかとも思う。私が現在17歳ぐらいなら、ちょっとやってみたいもの。美容師としてだけじゃなく、カラー剤、毛髪剤、シャンプー、整髪剤等を作る化粧品会社の研究者として就職等もできるわけで、仕事の選択の幅も広がる。できれば、大学から海外の大学で勉強し卒業すると、そのまま海外での就職もしやすいし、永住権もとりやすい。現在、美容師目指す10代の子に「大学で理系勉強しよ!」ッと言っても、ピントこないかもしれないが、、、まぁ、まぁ、オバハンの意見です。

また、長くなってもーた。次は、現地で働く際の、言葉の問題、実際の海外(カナダ)の美容室の様子やら、日本との違い、そして、『日本人美容師は世界で通用すると勘違いしている』って事を書こうと思います。

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