書きたいネタが溜まって来てしまったが、なかなかブログ更新時間がない。
三男の1歳の誕生日、
三男の1歳児、ワクチン接種、
長男の小学校1年生スタート、
他にも、色々あるのだが、とりあえず、季節物のモントリオール世界映画祭(Montreal World Film Festival)ネタで今日はいきます。
去年もかなり開催が危ぶまれた映画祭だが、今年はもう世界映画祭という名を汚しているだろう?!ってくらい映画祭のテイを成していない準備っぷり。
友達から「日本映画が一本コンペティション部門で出てるよ。見に行かない。」っと誘われたので休みの日だったのでO.K.したのだが、友達曰く、映画祭のメイン上映会場であるCinema Imperial(インペリアル劇場)にチケットを買いに行き、スケジュール表をもらおうとしたら、通例であれば、カラーの冊子なのだが、なんとコピー用紙3枚分に映画の題名、上映日時などがシンプルに羅列されたものだけの物だったらしい、、、
去年は、出産直後で行けず、こっちの在住日本人のお友達、ゲストで来ていたExileの人と撮った写真をFBに載せてるのを「エエなぁー」っと眺めるだけで、長男が生まれてからのこの5−6年は、映画祭に日本映画を見に言っても、子どもを預けて見に行くので、映画が終了すると急いで家に帰らねばならず、上映後ゲストとゆっくり写真を撮ったりお話ししたりする時間あらず、、、(モントリオールは日本人が少ないので、結構、有名俳優・監督さんでも、話せる余裕がある)。
今回、この日は、子ども達&パパは実家の親戚パーティーに出席する為、私一人でゆっくり外出できたのだが、今度は、ゲストがいないという皮肉。。。
今回、見に言った映画は、「幼な子われらに生まれ(Dear Etranger)」という、直木賞作家・重松清が1996年の小説の映画版で、主演が浅野忠信。そういえば、数年前、何かの映画で浅野忠信ゲストで来てたなぁー。その時は、上映後、観客達がゲストを取り囲むなかソソクサと帰ったのにぃ、、、他にも、田中麗奈、宮藤官九郎など、結構、有名どころが出ており、映画祭が勢いのある時だと、絶対、誰かがゲストに来たであろう映画なので、悔しすぎるーーーーー。
映画の上映時間が金曜の19時からで、「そんな並んでないやろ。」っと思ったが、18時、劇場集合でお友達と集まったら、1組だけ若い学生さん日本人グループが待っていた。なんやかんや、19時前くらいには、他の日本人もチラホラ、世界映画際といえば、ジジババのものなので、地元の年配の方たちも並びはじめ、まぁまぁ、寂しくないくらいの行列が劇場前にはできていた。
会場は、空席は目立ったが、これが、普通の映画なら「エエ感じの客の入りやな」ぐらいには埋まっていた。通常、映画祭と言えば、英仏バイリンガル表示で外国語映画にはサブタイトルが入るのだが、今回は、なんと英語のみ!英語できへん、ケベコワの年配者はこれでもう確実に離れて行く気がする。
(以下、映画のネタバレ的な内容も含まれてるので、読みたくない人は飛ばしてください)
映画は、ちょっと古い小説なので、日本も今は変わったのかもしれないが、男女共、離婚歴のある人が子連れで再婚。その新しい家庭内で「普通の家族じゃない」「こんなウチ嫌だ」「本当のパパに会わせてよ」っと思春期の娘が反抗しだし、家族内が、不安定になって行くというお話し。
カナダ在住者の子持ちの人たちから見たら、「へー、そんな事で悩むねんな。」「なんで、本当のパパじゃないって隠すねん。」「なんで元のパパに会わさへんねん。」「前妻の子と今の子、一緒に遊ばせたらエエやん。」って感じた人が多いと思う。
相手が、ロクデナシで、もう子どもなんていらん。とか虐待とかしてたなら別だが、こっちじゃ離婚しても子どもとの会う時間・権利は、ママもパパも基本半分半分。離婚しても、ママはママ。パパはパパでしょー?ってのが、こっちの感覚。映画の中では、片方の離婚した夫は、ロクデナシの子どもに暴力振るうヤツだったので、そこは会わせなくてもいいけど、なぜかこの映画では「娘が元パパに会いたい」いうので(親を試してる)、ロクデナシの前夫(クドカン)に「会ってくれ」っと浅野忠信が頼みに行く。
最終的に、待ち合わせ場所に娘は現れず、遠くに妹(次女)の姿を見て「あぁー、あの子あんなに大きくなったんですね。赤ちゃんの時、あまり覚えてないんで。」っとロクデナシ夫は言い、長女へのプレゼントも用意しており、それを浅野忠信に渡すのだが、、、
なんやねん?!ここで、暴力男をちょっと改心しました的にエエ風に描いてどうすんねん?!お話し的には綺麗かもしれんけど、現的には、そこもっとドロドロしてる場合が多いんちゃうん?!まず、そんな男こそ、合わせたアカンやろ?!っと私は感じた。(実際、DVする人は、暴力ふるった後に優しくなったりするから、受けた方は「あ、この人は良い人なんだ。自分を抑えられないだけなんだ。」って取り、許し一緒にいてしまう場合が多いそうだが、DVする人からは、全速力で逃げた方が、互いの為に(DVする方も受け手がいるからしてしまう)もなると私は思っている。)
子ども(思春期の娘)の葛藤は、お年頃のそのものであって、そのくらいの事に対応できない周りの大人達ってどーなんよ?!っと。まぁ、うちの子は、まだ小さいんで、このくらいになると、分かっていてもコントロールが難しい、どう相手して良いか分からなくなったりするのかもしれないが。。。
まーまー、でも、今回、自力でなぁーんにも映画祭について、映画について調べなかったので、期待してたより、楽しめました。最後、綺麗にまとまったと思います。俳優さん達の演技もみーんなとってもよく、監督:三島有紀子さんの世界観も好き。現地の人で、日本について予備知識のない人がこの映画みたら、どう感じるんだろうという興味も。
あ、あと、出産シーン。夫と子どもが分娩室に入らないのが、やっぱり違和感。夫、Skin to Skinせんのかーい!っと。あと、クリスマスのシーン、「日本のクリスマス、あんな薄着で良かったか?雪全然あらへんやん?」っと見方がどーやらおかしくなってきました。
それにしても、今回、こっちのメディアもだが、金銭問題以外の映画自体での報道がほぼない状態だが、日本のメディアも全く取り扱ってない。この「幼な子われらに生まれ」のHPにもいつもなら「モントリオール世界映画祭コンペティション部門ノミネート作品」とか入ってるのに、入ってない。
いよいよ、来年にはなくなってしまうのかぁーーーー!歴史のある映画祭なので、どうにか復活して頂きたいわー!(セルジュのおっさんは、もう死神に取り憑かれたようになっとるので、さっさと引退して頂きたい。)
そして、映画の後、OTTO居酒屋へ女性4人で女子会へ繰り出しましたぁー!あァー楽しかった。




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三男の1歳の誕生日、
三男の1歳児、ワクチン接種、
長男の小学校1年生スタート、
他にも、色々あるのだが、とりあえず、季節物のモントリオール世界映画祭(Montreal World Film Festival)ネタで今日はいきます。
去年もかなり開催が危ぶまれた映画祭だが、今年はもう世界映画祭という名を汚しているだろう?!ってくらい映画祭のテイを成していない準備っぷり。
友達から「日本映画が一本コンペティション部門で出てるよ。見に行かない。」っと誘われたので休みの日だったのでO.K.したのだが、友達曰く、映画祭のメイン上映会場であるCinema Imperial(インペリアル劇場)にチケットを買いに行き、スケジュール表をもらおうとしたら、通例であれば、カラーの冊子なのだが、なんとコピー用紙3枚分に映画の題名、上映日時などがシンプルに羅列されたものだけの物だったらしい、、、
去年は、出産直後で行けず、こっちの在住日本人のお友達、ゲストで来ていたExileの人と撮った写真をFBに載せてるのを「エエなぁー」っと眺めるだけで、長男が生まれてからのこの5−6年は、映画祭に日本映画を見に言っても、子どもを預けて見に行くので、映画が終了すると急いで家に帰らねばならず、上映後ゲストとゆっくり写真を撮ったりお話ししたりする時間あらず、、、(モントリオールは日本人が少ないので、結構、有名俳優・監督さんでも、話せる余裕がある)。
今回、この日は、子ども達&パパは実家の親戚パーティーに出席する為、私一人でゆっくり外出できたのだが、今度は、ゲストがいないという皮肉。。。
今回、見に言った映画は、「幼な子われらに生まれ(Dear Etranger)」という、直木賞作家・重松清が1996年の小説の映画版で、主演が浅野忠信。そういえば、数年前、何かの映画で浅野忠信ゲストで来てたなぁー。その時は、上映後、観客達がゲストを取り囲むなかソソクサと帰ったのにぃ、、、他にも、田中麗奈、宮藤官九郎など、結構、有名どころが出ており、映画祭が勢いのある時だと、絶対、誰かがゲストに来たであろう映画なので、悔しすぎるーーーーー。
映画の上映時間が金曜の19時からで、「そんな並んでないやろ。」っと思ったが、18時、劇場集合でお友達と集まったら、1組だけ若い学生さん日本人グループが待っていた。なんやかんや、19時前くらいには、他の日本人もチラホラ、世界映画際といえば、ジジババのものなので、地元の年配の方たちも並びはじめ、まぁまぁ、寂しくないくらいの行列が劇場前にはできていた。
会場は、空席は目立ったが、これが、普通の映画なら「エエ感じの客の入りやな」ぐらいには埋まっていた。通常、映画祭と言えば、英仏バイリンガル表示で外国語映画にはサブタイトルが入るのだが、今回は、なんと英語のみ!英語できへん、ケベコワの年配者はこれでもう確実に離れて行く気がする。
(以下、映画のネタバレ的な内容も含まれてるので、読みたくない人は飛ばしてください)
映画は、ちょっと古い小説なので、日本も今は変わったのかもしれないが、男女共、離婚歴のある人が子連れで再婚。その新しい家庭内で「普通の家族じゃない」「こんなウチ嫌だ」「本当のパパに会わせてよ」っと思春期の娘が反抗しだし、家族内が、不安定になって行くというお話し。
カナダ在住者の子持ちの人たちから見たら、「へー、そんな事で悩むねんな。」「なんで、本当のパパじゃないって隠すねん。」「なんで元のパパに会わさへんねん。」「前妻の子と今の子、一緒に遊ばせたらエエやん。」って感じた人が多いと思う。
相手が、ロクデナシで、もう子どもなんていらん。とか虐待とかしてたなら別だが、こっちじゃ離婚しても子どもとの会う時間・権利は、ママもパパも基本半分半分。離婚しても、ママはママ。パパはパパでしょー?ってのが、こっちの感覚。映画の中では、片方の離婚した夫は、ロクデナシの子どもに暴力振るうヤツだったので、そこは会わせなくてもいいけど、なぜかこの映画では「娘が元パパに会いたい」いうので(親を試してる)、ロクデナシの前夫(クドカン)に「会ってくれ」っと浅野忠信が頼みに行く。
最終的に、待ち合わせ場所に娘は現れず、遠くに妹(次女)の姿を見て「あぁー、あの子あんなに大きくなったんですね。赤ちゃんの時、あまり覚えてないんで。」っとロクデナシ夫は言い、長女へのプレゼントも用意しており、それを浅野忠信に渡すのだが、、、
なんやねん?!ここで、暴力男をちょっと改心しました的にエエ風に描いてどうすんねん?!お話し的には綺麗かもしれんけど、現的には、そこもっとドロドロしてる場合が多いんちゃうん?!まず、そんな男こそ、合わせたアカンやろ?!っと私は感じた。(実際、DVする人は、暴力ふるった後に優しくなったりするから、受けた方は「あ、この人は良い人なんだ。自分を抑えられないだけなんだ。」って取り、許し一緒にいてしまう場合が多いそうだが、DVする人からは、全速力で逃げた方が、互いの為に(DVする方も受け手がいるからしてしまう)もなると私は思っている。)
子ども(思春期の娘)の葛藤は、お年頃のそのものであって、そのくらいの事に対応できない周りの大人達ってどーなんよ?!っと。まぁ、うちの子は、まだ小さいんで、このくらいになると、分かっていてもコントロールが難しい、どう相手して良いか分からなくなったりするのかもしれないが。。。
まーまー、でも、今回、自力でなぁーんにも映画祭について、映画について調べなかったので、期待してたより、楽しめました。最後、綺麗にまとまったと思います。俳優さん達の演技もみーんなとってもよく、監督:三島有紀子さんの世界観も好き。現地の人で、日本について予備知識のない人がこの映画みたら、どう感じるんだろうという興味も。
あ、あと、出産シーン。夫と子どもが分娩室に入らないのが、やっぱり違和感。夫、Skin to Skinせんのかーい!っと。あと、クリスマスのシーン、「日本のクリスマス、あんな薄着で良かったか?雪全然あらへんやん?」っと見方がどーやらおかしくなってきました。
それにしても、今回、こっちのメディアもだが、金銭問題以外の映画自体での報道がほぼない状態だが、日本のメディアも全く取り扱ってない。この「幼な子われらに生まれ」のHPにもいつもなら「モントリオール世界映画祭コンペティション部門ノミネート作品」とか入ってるのに、入ってない。
いよいよ、来年にはなくなってしまうのかぁーーーー!歴史のある映画祭なので、どうにか復活して頂きたいわー!(セルジュのおっさんは、もう死神に取り憑かれたようになっとるので、さっさと引退して頂きたい。)
そして、映画の後、OTTO居酒屋へ女性4人で女子会へ繰り出しましたぁー!あァー楽しかった。




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